*

SSDの容量に様々な表記がある理由

公開日: : 最終更新日:2018/08/08 OA機器

R085

ノートパソコンのストレージといえば、SSD(ソリッドステートドライブ)がだいぶ定着して来た様に感じます。

いまだにHDD(ハードディスクドライブ)に比べると割高感は否めませんが、その処理速度はやはり魅力的です。

 

ところで最近では様々な容量のSSDを見かけるようになりました。

今回はこのSSDの容量について整理してみたいと思います。

 

 

SSDとは

すでにご存知の方が多いとは思いますが、SSDとはHDDの代わりに記憶装置として使用するフラッシュメモリのことです。

HDDの様に回転する部品がないので、振動や衝撃に比較的強く、持ち運ぶことも多いノートパソコンでは積極的に採用されています。

 

また、HDDに比べて読み込みのスピードが速いのも特徴で、OS(オーエス)の起動時間などでそのスピードの差を実感出来ます。

 

ただし、容量当たりの値段が高いのがデメリットで、現在では256GBで1万円を切る価格というのが相場です。(原稿執筆時)

同じ価格帯でHDDであれば、1TBのHDDが買えますので、やはり価格差は大きいですね。

 

 

SSDの容量

SSDの容量ですが、登場当初は32GBや64GBといった感じで、USBフラッシュメモリーやSDカードと同じ様に8や16の倍数で表示されているものがほとんどでした。

容量が大きくなっても、128GB、256GB、512GBといった具合です。

ノートパソコンのスペックを見るときも、250GBや500GBならばHDD、256GBや512GBならばSSDという感じでひとつの目安になっていました。

 

これは、1枚で8GBや16GBのチップを複数枚使用していることが理由になっています。

 

ところが、最近では120GBや250GB、500GBといった様に、HDDと同じ様な容量の表示がされた商品も多く見かける様になってきました。

 

しかし、実際に250GBと表示されているSSDに使用しているチップは16GBが16枚で256GBの容量があるものがほとんどです。

では、このおよそ6GBの部分はどこに行ってしまったのでしょうか?

 

これは「Over Provisioning」(オーバープロビジョニング)と呼ばれる予備領域に使用されていて、250GBと容量が表示されているSSDは256GBのSSDと比べてわずかにユーザーが使用出来る領域が少なくなっています。

 

ではなぜこの様な領域を設けるのでしょうか?

 

 

Over Provisioning

オーバープロビジョニングとは「余剰供給」という様な意味で、SSDで言えばあえてユーザーが使用できない領域を作ることで、「書き込み性能の向上」「信頼性と耐久性の向上」を図っています。

 

オーバープロビジョニング領域が多くとられた製品は高性能かというと、一概には言えません。

基本性能が高くないのを、オーバープロビジョニング領域で補っている事もあります。

 

もともと使用しているチップの性能が大きく影響しますので、安さにつられて購入したら、思ったより速くなかった、という様な事が起こる場合も考えられます。

 

 

まとめ

SSDの容量表示にはオーバープロビジョニングという、見えない領域が関係していました。

 

HDDもそうですが、SSDも同じ様に見えて性能差が結構あるものなので、製品選びは慎重に行いたいものです。

安くなってきたとは言え、まだまだ割高な商品なので買って後悔しない為には、使用しているチップの構成やオーバープロビジョニング領域にも気を配り、最適なものを選びましょう。

 

実際には250GB前後か500GB前後の商品で選ぶ事になりそうですが、最大容量では15TBという商品が発売になっています。

こちらはエンタープライズ(企業)向けということで、通常のノートパソコンに搭載するものではありませんが、ずいぶん大容量化も進んでいますね。

 

ちなみに価格も100万円近くするらしく、一体誰が買うのか良く分かりませんが機会があれば一度見てみたいものです。

 

出典元:https://www.sandisk.co.jp/home/ssd/ssd-plus-j26

 

 

担当:鬼山

 

リングロー株式会社

関連記事

仕事中に活用したい!パソコン周りの便利グッズ【バリバリお仕事編!】

仕事には欠かせないパソコン。最近ではパソコン周りの様々なグッズが発売されており、使用すること

記事を読む

離席時にはスクリーンロックをしよう!

その昔、パソコンのモニターにブラウン管を使用していた時代は、画面の焼き付き防止にスクリーンセーバ

記事を読む

ネットワーク構成図を描こう!

みなさんの会社にはネットワーク構成図があるでしょうか? パソコンやインターネットの利用

記事を読む

あなたの事業に最適な特徴を持つ富士ゼロックス複合機の実力

   複合機の大手メーカー、富士ゼロックス。    富士ゼロックスの複

記事を読む

標的型攻撃メール対策、怪しいメールは開くなと言うけれど・・・

「怪しいメールや、心当たりが無い添付ファイルは開かない」というのは、そろそろ耳にタコが出来る

記事を読む

Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!(Intuos編)

前回、Wacom(ワコム)のペンタブレットについてご紹介しましたが、今回は9月11日に発売さ

記事を読む

実は違うEPSONとcanon、インクジェットプリンターの仕組み

オフィスでは、レーザープリンターを使用するのが一般的ですが、家庭では圧倒的にインクジェットプ

記事を読む

CPUの種類と違いを上手に比較してベストなノートパソコンを選択する方法

パソコンの性能を左右する重要なパーツであるCPU(シーピーユー)ですが、外観からはその姿をう

記事を読む

オフィス移転を機に電話も見直してみよう

オフィスで使用している電話は、一般的にはビジネスホンと呼ばれる業務用のもので、家庭用電話とは異な

記事を読む

Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!

パソコンが普及してからというもの、写真を編集したり、絵を描いたり、動画を作ったり、音楽を編集

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

マウスが接続できないときの種類別原因 ~Bluetoothマウス~

前回に続きマウスの接続不良シリーズとして今回は、Bluetoo

マウスが接続できないときの種類別原因 ~有線マウス~

パソコンの代表的な付属機器であるマウスは、パソコンを操作する上

外部機器が妨げる?パソコンが起動しないときにまず疑う要因

精密機器であるパソコンは、丁寧に使っていても予期せぬ不調の起こ

ネットが遅い・切れるのは「ブラウザ」の問題かもしれません!

パソコンでWebサイトなどを閲覧しているとき、ページ間の移動や

CDやDVD、BD…ディスクの種類、まとめて解説します!

パソコンでは内蔵や外付けのディスクドライブを使うことで、CDや

→もっと見る

  • @ringlogは、オフィス向けのITソリューションを提供するリングロー株式会社が運営するブログメディアです。PCやクラウド、スマートフォン、タブレットの導入に伴うお悩みにお答えします!

PAGE TOP ↑