2015年、中小企業のIT投資
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PC導入・交換
株式会社アイ・ティ・アールによる「国内IT投資動向調査2015」によると、企業のIT動向は「攻め」より「守り」となっています。
「守り」とは情報セキュリティー対策や災害対策などのリスク対策費に比重が置かれているという事です。
経理や人事などの基幹システムに、クラウドサービスを導入することは関心が高いですが、実際には慎重な姿勢を見せている中小企業が多い様です。
そこには情報システムに関わる専門スタッフが居なかったり、1人だったりする実情が大きく関係していると思われます。
「ゼロ情シス」「ひとり情シス」
今、「ゼロ情シス」や「ひとり情シス」という言葉がある様です。これは情報システムの担当社員が「ゼロ」あるいは「ひとり」の状態をさしています。
中小企業のほとんどはこの、「ゼロ情シス」「ひとり情シス」となっているのではないでしょうか?このブログをご覧になっているあなたも、他人事ではないはずです。
トラブル対応など、日々の業務に追われて、新しいシステムの導入どころか、パソコン、サーバーの入れ替えもままならない、といった状況がそこかしこで起こっているというのが、現在の中小企業を取り巻くIT環境の現状なのでは無いでしょうか。
サーバー老朽化リスク
そんな厳しい「ゼロ、ひとり情シス」に追い討ちをかける様に、Windows Server 2003が2015年7月に延長サポート終了を迎えます。Windows XPの時と同様、サポートの切れたOSを使い続けるのは、リスクが高くおすすめ出来ません。
ただし、サーバーの入れ替えは容易ではないので、頭の痛い問題ですね。
OA機器のコストカット
情報システムの社員が少ないのも、クラウドサービスの導入に慎重なのも、予算が限られている事が大きな要因となっているでしょう。
そういった部分に予算をまわす為にも、パソコンやプリンターなどのOA機器にかけるコストはなるべく抑えたいものです。
それを実現させるためには、積極的に中古品、再生品を活用していきましょう。
リングローの再生パソコンを導入することで、費用を3分の1まで抑えられた例もあります。
まとめ
今や、業務でパソコンを使用しないという企業は、かなり稀な存在です。どんな業種であってもパソコンは使用しますので、大なり小なり、IT投資は必要になってきます。
なかなか「攻め」のIT投資が出来なくても、「守り」はどうしても必要になります。
同じパソコンをずっと使い続ける事も出来ませんから、いずれ入れ替えが発生します。
必要なところに、必要な投資が出来る様に、抑えられるところは抑えていきましょう。

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