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おすすめ中古デジタル一眼レフカメラ【Nikon編】Vol.2

公開日: : 最終更新日:2018/07/06 カメラ

以前、@ringlogではおすすめのNikon製デジタル一眼レフカメラとして、「D90」をご紹介しました。

それからおよそ3年が経過しましたので、中古価格も下降しています。

 

いま、Nikonのデジタル一眼レフを購入するのであれば、どの様な機種があるのでしょうか?

 

今回はおすすめ中古デジタル一眼レフカメラ【Nikon編】の第2弾をご紹介します。

 

 

DXフォーマット

以前ご紹介した通り、Nikonのデジタル一眼レフは

一般的なAPS-Cサイズのイメージセンサーを使った

 

DXフォーマット

 

 

フルサイズのイメージセンサーを使った

 

FXフォーマット

 

のカメラに分かれます。

 

今回はこのDXフォーマットの中から、おすすめモデルを探していきたいと思います。

 

 

おすすめモデルは?

前回おすすめとしてあげた、「D90」は3年程経過して価格が2万円以下くらいまで下がって来ました。

 

そしてそのひとつ前のモデルである「D80」は1万円台です。

予算が限られている場合は「D80」もアリですが、イメージセンサーがCCDなので余程のこだわりがある場合を除いて、おすすめとは言い難くなってきました。

 

そして「D90」の後継機は?と探すと、直接的な後継機は発売されなかった様な状況である事が分かります。

 

近いコンセプトのモデルは「D7000」という機種です。

「D7000」は2010年10月の発売になります。

ファインダーの視野率が100パーセントに向上しているのは嬉しいポイントです。

http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d7000/index.html

@ringlogでは繰り返しお伝えしていますが、せっかく一眼レフカメラを購入するのであれば、ファインダーにはこだわってもらいたいです。

背面の液晶を見ながら撮影をする「ライブビュー」は確かに便利ではありますが、そちらを重視するのであればミラーレス一眼を買った方が良いでしょう。

 

また、「D7000」はAF(オートフォーカス)を動かす為のモーターが内蔵されているので、古いAFレンズも使用出来ます。

Nikonはレンズの接続部分であるマウントをフイルムカメラの時代から変更していないので、過去に発売した多くのレンズが使用可能です。

 

「D7000」の下位モデルとして「D5000」がありますが、ファインダーが見劣りする事と、このAFモーターが内蔵されていないため、使えないAFレンズがあるという事で、あまりおすすめ出来ません。

 

「D7000」のボディは一部マグネシウム合金を使用していて質感が向上しています。

防塵防滴にも対応しているので、多少の雨や、学校の校庭など埃の気になるシチュエーションでも安心感がありますね。

 

ひとつ懸念があるとすれば、カメラを構えた時のグリップ感です。

「D7000」のグリップはあまり評判が良くないので、ここは実際に握って確かめてみたいところです。

手の大きさや形は千差万別なので、グリップには相性があります。

特に手の大きな方や、指の長い方は合わない可能性もありますので、出来るならば実物を触ってみて決められれば良いですね。

 

グリップなどのゴム部分は「加水分解」という経年劣化で、ベタベタしてしまっているものも少なくないです。

これは単純に拭き取っても落ちるものではないので、グリップがベタベタしてしまっている個体はなるべく避けた方が良いでしょう。

 

 

もう一機種、おすすめを上げるとしたら

「D300」および後継の「D300S」です。

http://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d300s/gallery.html

 

「D300」と「D300S」はそれぞれ2007年、2009年発売のモデルで上記の「D7000」よりは古い機種になりますが、DXフォーマットの最上位機種で、「D300S」は「D7000」発売後も併売されていました。

 

「D300」と「D300S」の違いですが、乱暴に言ってしまえば、「動画撮影に対応」した事と、記録メディアが「SDカード」と「CF(コンパクトフラッシュ)」になった事です。

 

「D300」の中古価格は3万円を切るくらい、「D300S」は3万円台後半と言ったところです。

前回の記事から3年経って、ご紹介出来る価格になってきました。

 

動画撮影をしなければ、価格が安い「D300」が良さそうですが、上記の通り記録メディアは注意してください。

「D300」にはCFスロットが2つになりますので、SDカードは使用出来ません。

 

「D7000」には撮影モードが「ポートレート」や「風景」「こどもスナップ」など25種類あるのに対して、「D300(S)」は「P(プログラムオート)」「S(シャッタースピード優先)」「A(絞り優先)」「M(マニュアル)」の4種類と、とてもシンプルです。

 

撮影モードが沢山あるのは、それぞれのシチュエーションで適した設定で撮影したり、モードを切り替えて写真の違いを楽しんだり、便利に使えるものではあります。

反面、どう違うのかあまり良く分からず、結局どれを選んだら良いか分からないまま「オート」しか使わないという事も多いのではないでしょうか。

 

そうであれば、シンプルな方が使いやすいという考えもあります。

写真の設定はつまるところ「シャッタースピード」「絞り」「感度」の3項目だけなので、「D300 (S)」の様に4種類あれば十分です。

 

これは、どちらが良いという事ではなくて、そのカメラが目指すものの違いなので、好みで選んでもらって問題ありません。

 

重さは「D7000」より「D300(S)」の方が重いですが、グリップした時のバランスは良いのではないでしょうか。

 

2年の差がありますので、「D300S」の方が程度の良い中古品が多いと思います。

 

 

 

まとめ

今回はNikonのおすすめ中古デジタル一眼レフカメラとして「D7000」そして、「D300」と「D300S」をご紹介しました。

 

特に「D7000」と「D300S」は同時期に併売されていて、新品価格で言えば10万円以上の違いがありましたが、10年近く経過してどちらも似たような価格で買える事は、中古品の面白さです。

 

今のデジカメに近いイメージで使えるのは「D7000」です。

当時20万円以上した高級機をお手頃価格で狙うなら「D300」「D300S」。

あまった予算をレンズに回したいなら「D90」がおすすめでしょうか。

 

また、メディアに関しては手持ちのSDカードをCFスロットに使いたい場合は

 

メモリーカード変換アダプター

https://www.yodobashi.com/category/50566/50565/50541/52038/

 

と言った変換のアダプターが販売されているので、活用するのも一手です。

ただし、カメラメーカーが認証している訳ではありませんので、使えない可能性もある事は覚えておきましょう。

 

グリップがベタベタになってしまう「加水分解」に対しては、アルカリ性の洗剤や重曹、無水エタノールなどのアルコールを使うと効果がある様です。

時間をかけて清掃すれば、気にならない程度には回復するかもしれません。

 

程度極上品をじっくり探すのも良し、あえて安いものを買って手を加えるのも良し、いろいろ考えられるのが中古の魅力ですね。

 

http://www.nikon-image.com/

 

 

 

担当:鬼山

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