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おすすめのNikon中古デジタル一眼レフ(フルサイズ)

公開日: : 最終更新日:2018/08/08 カメラ

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先日のエントリーで、デジカメのセンサーサイズについてお伝えしました。

 

様々な理由でセンサーの大きさが決まってきますが、画質の面からは大きいほうが有利になる事は多いです。

 

では実際にフルサイズセンサーのデジタル一眼レフを購入しようとした場合、どのくらいの予算が必要になるのでしょうか?

 

今回はNikonのフルサイズデジタル一眼レフをご紹介します。

 

 

フルサイズのメリット

フルサイズセンサーのメリットは主に、同じ画角であればボケやすいと言う事と、 画質、とりわけ高感度画質が良い事だと言われています。

 

ボケについては、同じ画角であればという前提があります。同じ画角ということは、APS-Cサイズのカメラで撮影した場合と同じ範囲を写した場合という事になります。

例えば、同じ場所からAPS-Cで焦点距離が 35ミリのレンズで撮影した場合と、フルサイズで焦点距離が50ミリのレンズで撮影した場合がだいたい同じ画角、つまり同じ様な範囲を写した事になります。

 

その時の背景がよりボケるのが、フルサイズで撮影した場合という事です。

 

一眼レフらしい、被写体が引き立ち、背景が大きくボケた写真を撮りたい場合は、フルサイズの方が有利になる事は間違いないでしょう。

ただし、ピント合わせはややシビアになります。

 

画質の面では一概に言えない部分もあります。特に高感度画質は技術の進歩で目に見えて良くなってきていますので、やや新し目のAPS-Cモデルの方が、高感度耐性に優れている場合があります。

 

例えば、富士フイルムのAPS-Cミラーレス機は高感度耐性に定評があり、時にフルサイズ機より良好な結果が出たりもします。

 

アマチュアにはフルサイズは必要ないという意見もあります。

必要かどうか?で言えば、必要ないというのもある意味正しいでしょう。

 

ただ、アマチュアなので自分の好きなカメラを使えば良いとも言えます。

憧れのフルサイズが欲しいと思えば、買って使ってみる方が幸せになれるでしょう。

 

 

実際の価格は?

ここまで、センサーサイズはフルサイズ、APS-Cと紹介してきましたが、Nikonで言えばそれぞれ

フルサイズ→FXフォーマット

APS-C→DXフォーマット

と呼ばれています。

 

中古FXフォーマット機で10万円前後のものを探すと

 

2007年発売 D31240g) 1210万画素

2008年発売 D700995g) 1210万画素

2012年発売 D600850g) 2426万画素

2013年発売 D610850g) 2426万画素

 

あたりが候補にあがってきます。

 

@ringlog的におすすめするのは、ズバリ「D700」です。

d700

理由はいくつかありますが、せっかく中古で買うのですから、@ringlogでは(年式が古くなっても)上位機種をおすすめしています。

 

ではフラッグシップのプロ機D3が良いのでは、とも思いますが、いかんせん重量が1240gではアマチュアが持って歩くには重過ぎます。

 

またプロ機は大きく重たいレンズ (よくサッカー中継やオリンピック中継等で大きなレンズを見かけますね。) を装着した時にもバランスが取れるように、本体を重くしている部分もありますので、その点でもアマチュアが一般に装着するであろうレンズとはバランスが取れない事も考えられます。

 

逆にD600は軽いのは良いですが、画素数が倍になってしまっています。

画素数が多いカメラ、イコール、良いカメラと思われがちですが、一概には言えません。

もちろん発売年月も違うので同列では比べられませんが、画素数が少ないと、その分1画素あたりの面積が増えるので、色調やノイズの面で有利です。

 

また、予算の都合等であまり良いレンズが用意できなかった場合でも、低画素の方が「綺麗だと思える写真」が撮影出来る可能性が高まります。

 

そして、同じ画素数であれば新しいモデルの方が良い場合が多く、D600よりもD610、D610よりもD750の方が欲しくなり、予算も上がっていってしまいます。

 

その点、D700であれば競合する様な後継機が発売されていないので、中古で買っても満足感が続く確率が高いです。

さらに条件付きながら(バッテリーグリップ装着時)、8コマ/秒の高速連写はD700を選ぶ理由になるでしょう。

 

付け加えるならば、画素数が多いと必然的に写真1枚あたりのファイルサイズが大きくなるので、SDカードやCFカードの速度は速い方が良く、記録の為のHDDは大容量のものが必要になり、画像編集の際も処理が重くなるので、場合によってはパソコンの買い替えまで検討しなければならなくなるかもしれません。

 

まあ、ちょっと大げさではありますが、画素数が多くなると、意外と他の部分で予算が上がってしまう場合がある事は覚えておきましょう。

 

 

まとめ

DXフォーマットでも十分に綺麗な写真が撮れますが、FXフォーマットならではの写真があるのも事実です。

また、一眼レフカメラの様な趣味性の高いものは所有欲が満たされるというのも重要なポイントでしょう。

その点でもFXフォーマットを買う理由になると思います。

 

Nikonであれば、中古のレンズも豊富にありますので、興味を持たれましたら、程度の良い1台を探してみましょう。

 

発売後10年くらいが、中古良品が手に入る境目になりますので、欲しい方は早めに探すのが吉です。

D700ならば、6万~8万円くらいで探せるでしょう。

 

(出典元:http://ascii.jp/elem/000/000/174/174999/

 

 

担当:鬼山

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