*

Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!(Cintiq編)

公開日: : 最終更新日:2018/08/08 OA機器

cintiq

前回はWacom(ワコム)のIntuos(インテュオス)についてご紹介してきましたが、今回はさらに上位機種となるCintiq(シンティック)についてご紹介します。
 

Cintiqとは

Cintiqは液晶タブレットです。

 

IntuosもCintiqも“ペンタブレット本体に対してペンで書き込んでいく”という作業自体は変わりませんが、Intuosは何も表示されない板のタブレット(いわゆる板タブ)に書き込んでいくので、基本的に目線はパソコンの液晶を見る形になります。そのため、慣れないうちは手元を見ずに作業を行うのが少しもどかしく感じるかもれません。

 

対してCintiqは液晶画面付きのタブレット(いわゆる液タブ)なので、本体に表示された写真やイラストに対して直接ペンで書き込んでいく形になります。そのため、まるで紙に書いているかのようなイメージで作品作りを楽しむことができます。

 

初めてペンタブレットに触れる方からすると取っ掛かりの壁は低くなりますが、値段はIntuosと比較すると大幅に上がります。Intuosが1万~2万程なのに対し、Cintiqは10万~30万が平均価格です。

 

そのため、Cintiqは初めてペンタブレットに触れる方向けというよりも、プロとして作品を作り上げたい方向けと言った方が良いかもしれません。

 

また、ペンタブレットは使用しているうちにペン先が削れて徐々に短くなっていくため、随時芯を変える必要があります。Cintiqには替え芯が9本も付属されているので、ペンを酷使しても安心です。

 

オプションで様々な替え芯を付け替えることができますが、特におすすめなのはフェルト芯です。より紙に描いているようななめらかなタッチを再現することできると人気です。

 

 

Cintiqのシリーズについて

CintiqもIntuosと同じく、使用用途によってシリーズを展開しています。

 

 

Cintiq

 

 

cintiq

【参照:http://store.wacom.jp/detail/2745

 

種類は液晶サイズにより13HD(13.3型のフルHD)と22HD(21.5型のフルHD)と27QHD(27型のWQHD)の3種類で、それぞれタッチ機能を搭載したものも展開しています。Macでも使用できます。

 

また、基本的にCintiqは専用のスタンドに立てて使用しますが、22HDと27QHDは大きさ的にもだいぶ場所を取りますので、使用時には横にも奥にも広い作業スペースが必要となります。

 

 

Cintiq Companion

 

 

R042-1

(参照:https://store.wacom.jp/detail/2761)

 

「Cintiq Companion(シンティックコンパニオン)」は持ち運びを意識した液タブです。OSがインストールされているので、家や職場での使用はもちろんのこと、外出先でスケッチを取ることも可能です。

 

インストールされているOSはWindows 8.1とWindows8.1 Proの2種類から選択することができます。液晶サイズは13.3型で質量は1.8kgです。似た形のタブレットパソコンと比較すると持ち運びに最適とは言えないかもしれませんが、どこにいても画材いらずで高度な作品を仕上げることができるのは便利ですね。

 

Cintiq Companionの後継機として「Cintiq Companion2」も発売されていますが、この2機種の違いとしては以下の通りです。

 

・液晶パネルの最大表示解像度がフルHD(1920×1080ドット)からWQHD(2560×1440ドット)に拡大

・USBポートが2つから3つに増加

・Cintiq Companion2はセキュリティースロット、SDカードスロットを搭載

 

 

また、「Cintiq Companion Hybrid(シンティックコンパニオンハイブリッド)」はOSがAndroidとなるので選ぶ際にはその違いを認識しておく必要があります。漫画のネーム(ラフや下書きのこと)を作成できるAndroidアプリ「Wacom Manga Canvas(ワコム マンガ キャンバス)」がプリインストールされているので、どこにいてもアイデアを形にすることができます。

さらにCintiq Companion2とCintiq Companion Hybridは、ほかのパソコンと接続して液晶ペンタブレットとしても利用可能です。

たとえば高性能のパソコンやMacと接続することで、さらに効率よく作品作りができますね。

 

 

 

 

 

 

まとめ

高パフォーマンスが特徴のCintiqですが、価格的にも気軽に手が届くものではありません。しかし、作品作りに本気であれば必ず欠かせない相棒となることでしょう。

 

どうしてもCintiqを一度使用してみたい、という方には中古という選択肢があります。新品だと高値になってしまうもの程、中古製品をうまく活用すると初期導入費を抑えることができるのです。

 

新品・新商品にこだわらない場合であれば、中古ペンタブレットの導入も検討してみましょう。

 

 

担当:蓮実

関連記事

意外と知らないブラザープリンタの特徴とは?

   プリンタに求められる機能は、その使用用途によって変わってきます。プリンタは、Canonや

記事を読む

心機一転!オフィス移転時の注意点【複合機編】

オフィス移転は何かと手続きが多く、非常に骨の折れる仕事となります。 様々な視点で、様々

記事を読む

あなたの事業に最適な特徴を持つ富士ゼロックス複合機の実力

   複合機の大手メーカー、富士ゼロックス。    富士ゼロックスの複

記事を読む

オフィスの端に放置されたOA機器を一掃するチャンス!1都3県でOA機器を0円回収いたします!

いよいよ今年も残すところわずかとなりました。   この1年の間に、オフ

記事を読む

PCに接続できるドライブの種類と特徴

     パソコンに接続できるドライブは、一昔前に比べるといくつかに集約された印象

記事を読む

外部モニター接続のススメ

普段は持ち運んで使用しているモバイル用ノートPCも、自宅などで作業する際には大きなモニター

記事を読む

出張や旅行先で役立つ!便利なITグッズ8選

出張や旅行に出た際、移動中やホテルに着いた際など、遠出をすると不便に思う場面に直面することが

記事を読む

CPUの種類と違いを上手に比較してベストなノートパソコンを選択する方法

パソコンの性能を左右する重要なパーツであるCPU(シーピーユー)ですが、外観からはその姿をう

記事を読む

古いアナログ音源をデジタル化して蘇らせるには

最近アナログレコードの人気が再燃してきているというニュースを見聞きする様になりました。 特にアメリ

記事を読む

未来技術遺産に選ばれた3台のパソコン

この度、PC-8001とMZ-80K、MB-6890が見事、未来技術遺産に選ばれました。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください



@ringlogは、ITソリューションを提供するリングロー株式会社が運営するブログメディアです。PCやクラウド、スマートフォン、タブレットの導入に伴うお悩みにお答えします!

WPS Office2の認証エラー対処法 シリアルの解除の場合

皆様はオフィスソフトと聞くと何を思い浮かべますか?新

パソコンでもスマホのような絵文字を使うには

普段はスマホでやり取りをしているけれど、パソコンでの

Googleレンズを使ってみよう②

画像を利用して、関連情報を検索できるアプリ「Goog

Windows11でローマ字入力とかな入力の切り替え方法<2024年最新版>

ローマ字を打ちたいのにかな入力に切り替わってしまう…そのせい

お使いのパソコンがトロイの木馬に感染しました!?~マルウェアにご注意下さい~

インターネット使用中に「お使いのパソコンがトロイの木馬に

→もっと見る

  •  

     

PAGE TOP ↑