あなたの命を救うかもしれない「セコム・マイドクターウォッチ」
警備会社のセコムが、2017年1月からリストバンド型のウェアラブル端末を利用して救急対応等を行うサービスを開始すると発表しました。
高齢者のIT利用として注目の新サービス、「セコム・マイドクターウォッチ」の中身をご紹介します。
バイタルセンシングバンド
かつて@ringlogでも「富士通の熱中症センサーがすごい!」で、バイタルセンシングバンドを取り上げました。
リストバンドに搭載された気圧、加速度のセンサーが、装着した人の転倒を認識する仕組みでした。
今回のセコムの製品がどの企業と開発したのかは明らかになっていませんが、同様の仕組みによって転倒を確認し、セコムに緊急通報する様になっています。
マイドクターウォッチ
「セコム・マイドクターウォッチ」は現在提供中の家庭用安全システム「セコム・ホームセキュリティ」のオプションとして追加される事になります。
リストバンド端末の販売ではなく、サービス契約者に端末を配付する形をとります。
はじめのうちは、自宅内にある「セコム・ホームセキュリティ」の端末と連携をして、装着者に異常があれば、「セコム・ホームセキュリティ」経由でセコムに緊急通報が入ります。
スマートフォンとペアリングして、屋外でも対応出来る様にしていく方針との事なので、是非、屋外でのトラブルでも対応してもらいたいところですね。
配付されるリストバンド端末は、防水機能も備えていて、装着したまま入浴も可能です。
高齢者にとってお風呂は自宅内で一番危険な場所ですので、しっかりした防水機能はありがたいですね。
30分程度の充電で、約10日間使用出来るとの事なのでバッテリー性能も十分な様です。
現在2017年1月~3月のトライアル期間を経て、2017年5月以降の本格提供を目指しています。
まとめ
今後、超高齢者社会を迎える日本において、高齢者のIT利用は大きな課題になると思います。
ウェアラブル端末や、IoT(モノのインターネット)は高齢者や買い物弱者と呼ばれる様な方たちが利用してこそ、活かされるはずです。
「セコム・ホームセキュリティ」の契約件数は約117万4,000件(2016年9月30日時点)となっています。
全てが高齢者世帯と言う訳ではないでしょうが、高齢者とウェアラブル端末を結びつける良いきっかけとなりそうです。
「セコム・マイドクターウォッチ」が今後、どの様な展開を見せるか、見守っていきたいと思います。
出展:http://www.secom.co.jp/corporate/release/2016/nr_20161221.html
担当:鬼山
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