システムイメージを作っておけばもしもの時に安心
公開日:
:
最終更新日:2018/08/08
PCの使い方
前回、リカバリーディスクの作成についてお話ししましたが、リカバリーディスクが作れないパソコンの場合Windows標準の機能であるシステムイメージの作成で代用することができます。
厳密にいうとリカバリーとは違うものになるのですが、このシステムイメージを利用することで通常のリカバリー作業を行うよりも短時間で復旧できる場合もあります。
システムイメージの作成方法
Windows 7でシステムイメージの作成の手順を説明したいと思います。
1.「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「メンテナンス」→「バックアップと復元」をクリックします。
2.バックアップと復元のウィンドウが開きますので、右側に「システムイメージの作成」という項目がありますのでクリックします。
3.バックアップの保存場所を聞かれるので、選択して「次へ」をクリック(ネットワークの場所上はWindows 7 Home Premiumでは利用できません)
パソコンの使いはじめであれば保存されているデータも少ないので、バックアップするデータも少なくDVD-R5枚前後で作成できる場合もありますが使用している容量が50GB以上になるとDVD-Rだと枚数が増えすぎるので、保存する場所を外付けのHDD(ハードディスクドライブ)にしましょう。
4.ドライブが2つ以上に分かれている場合、バックアップするドライブの選択画面になります。
5.ドライブの選択をして「次へ」をクリックすると、確認画面が表示されます。
6.保存に必要な容量が表示されるので問題がなければ、「バックアップの開始」をクリック
7.システムイメージの作成が完了するとシステム修復ディスクの作成が出てきます。HDDが故障して起動しなくなった場合、使用するので作っておきましょう。(ここで作成しなくても後でも作成できるので空のディスクがない場合などは「いいえ」をクリックして終了してください)
8.修復ディスクが完成しましたと表示されたら「OK」をクリック
9.正常に完了しました。とメッセージが表示されるので「閉じる」をクリックして終了します。
以上でシステムイメージの作成が完了です。
まとめ
システムを作成しておくことで、パソコンの調子がおかしくなった時や起動しなくなった時にシステムイメージを作成した時点の状態に戻すことができます。通常のリカバリー作業だと、すべてが初期化されてしまうので、そこから使用するソフトをインストール、設定をして使えるようにしていく必要があるのですが、すべての設定を完了させた時点でシステムイメージを作成しておけば、何かあった場合、自分が使うための初期設定が終わった状態で復元することができます。
次回はシステムイメージを使って復元する方法を説明したいと思います。
担当:甲州
関連記事
-
-
メール設定(メールサーバー、SMTP、POP、IMAP)って何?
メールサーバーとは電子メールの送受信の際に用いられるコンピューターのことです。メールサーバ
-
-
徹底改善!PCをサクサクに高速化させる6つの方法
PCは、現代人にとって必携のツールです。ほとんどの人が、自分のPCを持っている
-
-
コルタナが急に使えなくなってしまったら?
Windows10には「Cortana(コルタナ)」という音声アシスタント機能が標準搭載さ
-
-
Windows10のちょっとだけ便利な機能③
Windows10(ウィンドウズテン)で、知っていたらちょっとだけ便利な機能をご紹介します
-
-
お使いのパソコンがトロイの木馬に感染しました!?~マルウェアにご注意下さい~
インターネット使用中に「お使いのパソコンがトロイの木馬に感染しました」やトロイの木馬ウ
-
-
Windows10でCD,DVDが認識されなくなってしまった場合の対処法①
パソコンが1台あれば、専用のDVDプレイヤーやCDコンポがなくても、気軽にDVDを見たり、音楽を
-
-
Windows Updateに失敗するときの対処法 ~Windows 10 を上書きインストールする~
前回は、Windows Updateに失敗してしまう場合の対処法として、更新プログラムを手
-
-
新しい言語を追加してみよう②~言語の切り替え方法~
前回のブログでは、日本語以外の言語の追加方法を、中国語を例にご紹介しました。今回は追加した
-
-
Windowsの”近距離共有”で簡単ファイル共有
PC同士でファイルやデータを共有したいと思ったことはないでしょうか。でもネットワークグルー
-
-
ノートパソコンのタッチパッドが動かない!?主な原因と対策まとめ
タッチパッドは、ノートパソコンには欠かせない重要なパーツのひとつです。最近はタッチ可能なデ