アスペクト比1:1の液晶ディスプレイの使い道
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最終更新日:2018/08/08
OA機器
かつて、一般的なアスペクト比は4:3でした。最近では16:9のワイド画面が多くなってきています。
横長の画面は、映画を観るには最適ですが、仕事をしていて縦方向が足りないと感じた事がある方もいるでしょう。
そんな不満を解消してくれるアスペクト比1:1の正方形ディスプレイがあります。
それが、EIZO(エイゾー)のFlexScan(フレックススキャン)EV2730Qです。
今回はこの世にも珍しい、正方形ディスプレイをご紹介します。
アスペクト比とは?
アスペクト比とはディスプレイの横と縦の比率を表したものです。前述の様に最近は16:9などのワイド画面が一般的になっています。
4:3のディスプレイをスクエア型と呼んだりもしますが、正方形ではなく、縦よりも横が長いのが通常のディスプレイです。
元々はテレビのアスペクト比が4:3であり、デジタル放送の開始に伴い、テレビ画面が16:9になりました。
パソコンでは4:3、16:9以外のアスペクト比のディスプレイもありますが、多くはテレビ画面に倣い、4:3か16:9のアスペクト比を採用しています。
EIZO株式会社
元々は株式会社ナナオのブランドのひとつであった「EIZO」ですが、2013年4月に「EIZO株式会社」に商号変更をしています。
EIZOのディスプレイは価格は高めですが、その価格に見合った高品質の商品を販売しており、「EIZO」ブランドは高品質ディスプレイの代名詞です。
正方形ディスプレイの使い道
過去にもデジタルサイネージ(モニターを使用した看板)用途では正方形のディスプレイがありましたが、一般的な用途のディスプレイとしては初の1:1ディスプレイがEV2730Qです。
基本的なスペックは
画面サイズ 26.5インチ
アスペクト比 1:1
画面解像度 1920×1920
広視野角ISPパネル
オーバードライブ回路搭載
ブルーライトカット機能搭載
となっています。
EIZOのサイトに掲載されている活用例は、「複数のファイルを同時に表示する」「縦に長い文書を表示する」「地図を表示する」「写真の編集をする」などです。
地図表示は、南北に移動する場合に見やすく感じると思います。また、「半径〇キロメートルの範囲を確認する」といった場合も左右に無駄がなくて効率が良いです。
横にも縦にも1920の解像度を確保してあるので、横に撮った写真と縦に撮った写真が混ざった状態で、写真を編集したりする場合には、横も縦も同じ様に表示出来る、正方形ディスプレイは非常に重宝するでしょう。
まとめ
画面の表示領域を広げるには、液晶ディスプレイを2台接続する方法もあります。ワイド液晶を縦に2台設置すれば同等の表示領域を確保出来るでしょう。
しかし、アームを利用しなければなりませんし、設置場所も大きくとります。
対してEIZOの2730Qは横幅は24インチワイド液晶と同程度で縦方向に長いので、設置場所は思ったよりとりません。
実売価格は12万前後で、かなり高額な部類に入りますので、誰にでもおすすめ出来るモデルではありませんが、このディスプレイを使う事で、作業効率がぐっと上がる方は意外に多いかもしれません。
お使いのディスプレイの縦方向の表示領域に不満がある方は、選択肢に加えてみてはいかがでしょう。
(出典元: http://www.eizo.co.jp/products/lcd/ev2730q/index.html)
担当:鬼山
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