ノートに書いて、スマホでスキャン。半永久的に使えるスマートノート。
公開日:
:
最終更新日:2024/08/16
スマホ・タブレット
思いついた事をさっと書き留めたり、簡単な図形を描き足したりする場合、手書きに勝るものはないかもしれません。
ただし、後になってどこに書いたか分からなくなってしまうという経験は誰にでもあるでしょう。
そんな時は、書いたものをスマートフォンで撮影してデータ化しておけば便利です。
さらに、データ化したノートはさっと消してまた使えたら・・・
そんな夢のようなノートが今回ご紹介する Rocketbook Everlast(ロケットブック エバーラスト)です。
Rocketbook Everlast
Rocketbook Everlastはアメリカのクラウドファンディングで合計4億8千万円を集めて話題になったスマートノートです。
その最大の特徴は、手書きのノートなのに、簡単に消して繰り返し使える事にあります。
https://rocketbookjapan.com/
メーカーによると1000回以上繰り返して使用出来るそうなので、もうノートは買う必要がないかもしれません。
繰り返し使える秘密は紙にあります。(正確には紙ではありませんが)
このノートは合成ポリエステルで出来ています。これによって水拭きで消せるノートが実現しました。
書いたページはスマートフォンのアプリでスキャンして簡単にデータ化する事が出来るので、保存もばっちりです。
書き込むペンはパイロット社のフリクションボールが指定されています。
書いた後、乾くのに10秒程度必要にはなりますが、乾いた後はこすっても消えません。
1か月以内であればきれいに消す事が出来ます。1か月以上経過すると水拭きしても少しインクが残る感じになる場合がありますが、もう一度書いたり、スキャンしたりするのには支障はない様です。
ページ数はノートサイズで32ページ、手帳サイズで36ページありますので書いている途中でページが無くなってしまうという事はないと思います。
紙質?はツルツルしていて滑りが良いので独特の書き味ですが、書きにくいという感じではないので、慣れてしまえばスムーズに書く事が出来るでしょう。書いた直後にこすってしまわない様に注意が必要です。
フリクションボールは比較的入手しやすいので、ペンに困ることもないでしょう。どの色のフリクションボールでも使用出来ます。
また、0.7mmの黒ペン(ノック式)が1本付属してきます。
フリクションボールについてはこちらを参照してください。
http://www.pilot.co.jp/products/pen/ballpen/gel_ink/frixionball/
専用アプリでクラウド連携
iOSでもAndroidでも専用アプリが用意されているので、これを利用すればノートをデータ化してクラウドサービスに送信する事が出来ます。
iOS https://itunes.apple.com/us/app/rocketbook-app/id1036898971?mt=8
Android https://play.google.com/intl/en_us/badges/images/generic/en_badge_web_generic.png
連携しているサービスは
Google Drive
Evernote
Dropbox
OneNote
Slack
Box
iCloud
の8種類です。
ノート下部に7種類のアイコンが用意されていて、ここにバツ印を付ける事でどのクラウドサービスと連携するか選べます。
それぞれのアイコンはアプリから設定が出来ます。
このノートを購入される方であれば、いずれかのクラウドサービスは既に利用しているでしょうから、自分が使っているサービスを選んで2、3個設定しておけば良いでしょう。
アプリを読み取りモードにしてノートにかざせば、いちいちタップをしなくても自動で撮影してくれます。
反応が早く、このアプリはなかなか良く出来ています。
手書きのノートをスマホのカメラで撮影してデータ化する方法は、以前からありましたが、範囲の指定などに手間取る場合もありました。
その点このノートとアプリであれば、さっとスマホをかざせば自動でノート部分だけを撮影してくれるのでとてもスピーディーです。
まとめ
ひとくちにスマートノートと言っても、様々なタイプのものがあります。
リアルタイムで書いたものをデジタル化する商品もありますが、価格が高いのがネックでした。
Rocketbook Everlastは現在Amazonではどちらのサイズも4,980円で販売されています。
ノート1冊としてみれば高いですが、繰り返し使えて、使い勝手の良いアプリと連携している事を考えればお値ごろと言えるでしょう。
勉強や仕事にしっかり活用出来る事はもちろん、子供のお絵かき帳にも良いのではないでしょうか。
フリクションボールはカラーバリエーションも豊富ですし、たくさん描いて、気に入ったものはスマホでスキャンして保存できます。
また、推奨ではないものの、サインペンタイプのフリクションカラーズでも問題なく消す事が出来ました。
お絵かきにはこちらの方が良いかもしれません。
SNSで共有するのも簡単です。
あとは水拭きで消せば、また始めから描きだせます。
子供の描いた絵で、部屋が片付かないとお嘆きの方は是非。
担当:鬼山
関連記事
-
意外と知らない無線LANとWi-Fiの違い
最近のパソコンやスマートフォンは、ほぼ全てのデバイスがWi-Fiに対応しています。企業で
-
Googleレンズを使ってみよう②
画像を利用して、関連情報を検索できるアプリ「Googl(グーグル)レンズ」。前回は
-
10周年を迎えたiPhoneの新しいモデルとは?
2017年9月12日にAppleから新型iPhoneの発表があり、実際にiPhone 8の発
-
スマホで手軽にファイル管理をするためのアプリ5選
スマートフォンは他の記録媒体と同じように、ファイルの管理に活用することも可能です。本記事では
-
ポストに入れるだけ!簡単・無料で携帯電話を回収する方法
これまで使用していた古い携帯電話、皆さんはどうしていますか?恐らく「なんとなく取っておいては
-
大きくてパワフルなiPad Proとはどんなタブレットか?
2015年9月10日に発表になった新しいiPadといえば、12.9インチの大きなiPadであ
-
Googleアカウントでパソコン、スマートフォンから連絡先を追加、編集、削除する方法~iPhone編~
Android(アンドロイド)スマホ編は前回の記事でご紹介させていただきました。是非併せて
-
iPhoneでもウイルス対策は必要!?
スマートフォンのセキュリティー対策についていろいろとお伝えしてまいりましたが 今回はi
-
マスク姿でiPhoneの顔認証に成功
新型コロナウイルスの影響もありマスクが手放せない日々が続いていますが、そんなときに困るのが
-
iPhoneとアンドロイド携帯、特徴を徹底比較
世界のスマートフォン市場を二分する、iPhoneとアンドロイド携帯。両者とも人気の機器ですが