ポイントを押さえたパソコン保守で寿命を延ばす方法
公開日:
:
最終更新日:2018/08/07
OA機器
一昔前と比べて、基本性能がグッと向上した現在のパソコン。出来れば長く使いたいですね。
Windowsパソコンを例に、適切なメンテナンスを行って、なるべく寿命を延ばす方法をご紹介します。
意外と簡単な方法で、長く、快適にパソコンを使用できるようになるので、是非お試し下さい。
メンテナンスは大きく分けて、ソフトウェアとハードウェアのふたつに分けられます。
それぞれ確認していきましょう。
ソフトウェアのメンテナンス方法
まずはソフトウェアのメンテナンスからです。必要なものは3つ。
「ディスクのクリーンアップ」「エラー チェック」「最適化」です。
この3点セットで快適な環境を維持していきましょう。
「ディスクのクリーンアップ」は“コンピューター”にある“ハードディスク”を右クリックして“プロパティ”を選択すると見つかります。中央にある円グラフの横あたりです。
使用していない不要なファイルを削除して、空き容量を増やすことができます。
チェックボックスで削除するファイルを選ぶことができますが、良く分からなければ自動でチェックされているものだけで良いでしょう。
通常は数分程度で完了すると思いますが、削除するファイルが多い場合は思わぬ時間が掛かる場合があります。出来れば時間に余裕のあるときに実行しましょう。
「エラー チェック」は同じくハードディスクのプロパティから“ツール”のタブを選んで行います。初めにプロパティを開くと“全般”のタブが開いていますので、ウィンドウの上の方にあるツールをクリックすれば開くことができます。
“チェックする”をクリックするとオプションを選ぶウィンドウが開きます。
“ファイル システム エラーを自動的に修復する”と“不良セクターをスキャンし、回復する”の2つのオプションがあります。
まずは、どちらも選択せずに開始をクリックして、ハードディスクをチェックしてください。
特に異常がなければ問題ありません。もし、異常が検出された場合は、もう一度「エラー チェック」を行います。その時は両方にチェックを入れて開始してください。ただし、そのままではチェックできずに再起動が必要になります。
ここで万が一、不良セクターが検出された場合は、なるべく早くハードディスクを交換しましょう。
「最適化」は「エラー チェック」の下にあります。クリックすると「ディスク デフラグ ツール」が開きます。“ディスクの分析”を行ってみて、必要があれば指示に従って最適化を実行してください。
ディスクの最適化はハードディスクに負荷がかかることもありますので、やり過ぎは禁物です。3ヶ月~半年に1回程度の頻度で十分に性能を維持できます。
1ヶ月に1回程度の「ディスクのクリーンアップ」「エラー チェック」、3ヶ月~半年に1回程度の「最適化」くらいのサイクルがおすすめです。
ハードウェアのメンテナンス方法
次にハードウェアのメンテナンスです。
パソコンの寿命を延ばす上で大切なのは、極端にパソコン内部の温度を上げないこと。
内部の温度が上がると、冷却ファンの回転数も上がりますし、パーツにも負担がかかります。
パソコンの背面や側面を、壁や物で塞がないように設置場所にも注意しましょう。
また、吸気口にたまった埃は内部の冷却を妨げる原因になりますので、エアダスターなどを利用して、埃を吹き飛ばします。パソコンには冷却のために空気を取り込む吸気口と、内部の空気を吐き出す排気口があります。埃を飛ばす場合は、排気口からエアダスターなどを吹きかけるのが良いでしょう。
どこが排気口か分からない場合は、電源が入っているときに手をかざしてみて、風が出ているところが排気口になります。
埃を飛ばす場合は電源を切ってから行ってください。
ノートパソコンは難しいですが、デスクトップパソコンでは、本体の蓋を開けてCPUのファンなどに直接、風を当てるとより効果的に埃を取り除くことができます。
パソコン内部には意外と埃が溜まっているものなので、作業する場合は周りの環境にも注意しましょう。
ただし、内部のパーツが少し動くことで起動しなくなるなどのトラブルが出る場合が稀にあります。その場合、各パーツをしっかりと取り付け直せば起動するようになりますが、自信のない方は、業者にお願いしたほうが良いでしょう。
まとめ
ソフトウェアのメンテナンスは簡単な操作で出来ますので、是非定期的に行ってください。
ハードウェアのメンテナンスも自分で出来る部分は挑戦してみてください。不安のある部分は専門業者に頼むなどして、上手なメンテナンスで長く、快適にパソコンを活用していきましょう。
販売だけでなく、メンテナンス、クリーニングにも絶対の自信があるリングロー。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
担当:鬼山
関連記事
-
ファックスを自動でデータ化して社内で共有しよう
電子メールが普及し、一般家庭ではその役目を終えた感のあるFAX(ファックス)ですが、まだまだ、業
-
フロッピーディスクを発明したのは誰なのか?
先日、所用でさいたま地方法務局を訪れたとき、「商業・法人登記申請及び電子証明書発行請求におけ
-
薄くて軽いだけじゃない!?最新ウルトラブックパソコン特集!
近年では薄くて軽いウルトラブック等と呼ばれるノートパソコンが多く出てくるようになりました。さ
-
アスペクト比1:1の液晶ディスプレイの使い道
かつて、一般的なアスペクト比は4:3でした。最近では16:9のワイド画面が多くなってきていま
-
SSDの容量に様々な表記がある理由
ノートパソコンのストレージといえば、SSD(ソリッドステートドライブ)がだいぶ定着して来た様
-
狭い会議室を広く!スクリーンにぴったり近づけて使えるプロジェクターとは?
会議やプレゼンテーションなどで、プロジェクターを使う機会もあると思いますが、部屋があまり広く
-
パソコンを購入時の状態に戻したい!リカバリー時の注意点
パソコンの動作がおかしい、ウイルスに感染して駆除できない、動作が遅くなってしまった。
-
Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!(Intuos編)
前回、Wacom(ワコム)のペンタブレットについてご紹介しましたが、今回は9月11日に発売された
-
気づいた時には・・・勝手に減るCドライブの空き容量、その理由と容量確保の方法
パソコンを使っていて、あれこれとアプリケーションをインストールしたり、写真や動画のデータを保
-
あなたの事業に最適な特徴を持つ富士ゼロックス複合機の実力
複合機の大手メーカー、富士ゼロックス。 富士ゼロックスの複