Wi-Fiスポットを安全に利用する使い方とは
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スマホ・タブレット
Wi-Fiスポットとは、「公衆無線LANスポット」のことを指します。PCだけでなくスマートフォンやタブレット端末を利用する人が増え、公共の場におけるインターネットの利便性向上のために整備が進んでいます。
一口にWi-Fiスポットと言っても提供するサービス元には複数の種類があります。ここでは、そんなwifiスポットのセキュリティについて解説します。
1.通信キャリア系のWi-Fiスポット
主なWi-Fiスポットの一つに、通信キャリア系が運営しているものがあります。NTTドコモやソフトバンク、auといったキャリアに代表されます。
各キャリアと契約している必要があり誰でも使える訳ではないので、万人が使えるWi-Fiスポットと比較するとセキュリティへの配慮がなされていると言えます。
2.飲食店・小売店が提供するWi-Fiスポット
スターバックスコーヒーやマクドナルドなどの飲食店、あるいはコンビニエンスストアに代表される小売店が、自店のお客様向けのサービスとして提供しているものです。
多くの場合事前の会員登録が必要になります。登録後、個人に発行されたID・PWを、店舗での利用時に入力します。
事前の手間は掛かりますがこちらも比較的安全性の高いWi-Fiスポットです。
しかし、このような安全なWi-Fiスポットだけではありません。
3.無料Wi-Fiスポット
一部店舗ではパスワード無しで接続できるWi-Fiスポットが用意されている場合があります。パスワードがないものは、閲覧しているサイトやメールが外部の人間にいつでも覗き見される状態で使っていることと同じです。
急ぎだからと安易に無料Wi-Fiスポットに接続せず、事前の準備を怠らないことが大切です。
4.個人情報の取り扱い
Wi-Fiスポットでは、基本的に個人情報のやり取りは控えましょう。
メールが溜まっているとつい返したくなりますが、オフィスで使用する固定回線と比較すれば決して万全といえる環境ではありません。万が一の事態が起きないよう、外出先でのWi-Fiスポット利用は検索や調査・一般的なメールの送受信程度に留めるべきです。
もちろん、個人利用であってもネットバンキングでの送金処理や、オンライントレードといった金銭の授受も控えるべき作業です。
まとめ
先日も日本の主要空港でWi-Fiスポットが暗号化されておらず、メールやWebサイトの閲覧履歴情報が覗き見できる状態であったことが報道されました。
情報漏洩という言葉からは、コンピュータを駆使して不正なログインをするハッカーなどが連想されがちですが、実際の漏洩経路はそれだけではありません。例えばカフェや新幹線などで、社外秘の資料やお客様向けの提案資料を堂々と開いている方を時に見かけますが、ハッカーでなくても、隣の人であれば覗き見できてしまいます。
携帯電話での会話も同様ですが、最も大切なのはセキュリティに対する意識です。日常から今行っているやり取りに重要な情報は含まれていないかと、頭の片隅に置いた作業を心がけましょう。
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