フロッピーディスクを発明したのは誰なのか?
公開日:
:
最終更新日:2018/08/08
OA機器
先日、所用でさいたま地方法務局を訪れたとき、「商業・法人登記申請及び電子証明書発行請求におけるフロッピーディスクの取扱いの廃止について」という案内を目にしました。
http://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/page000115.pdf
フロッピーディスクは手軽な外部記憶装置として広く普及してきましたが、CD-RやUSBメモリーの登場により徐々に活躍の機会を失い、今はほとんど使われなくなりました。
いよいよフロッピーディスクが終焉を迎えるのだなと思うと、感慨深いものがあります。
今や、中古パソコンと言えども、フロッピーディスクドライブを搭載したモデルは探すのは困難になっています。
ところで、フロッピーディスクと言えば、日本人としてはドクター中松の存在が気になるところです。
フロッピーディスクを発明したのは誰なのか?
若い世代にはあまり馴染みがないかも知れませんが、一時期、発明家のドクター中松こと、中松義郎氏がピョンピョンと呼ばれるバネの付いた靴を履いて、良くテレビ番組に出演していました。
その中松義郎氏が、フロッピーディスクを発明したと主張しており、そう認識している方も少なくないでしょう。
しかし、実際にフロッピーディスクの特許を保有しているのは、アメリカのIBM社になります。
1971年にIBMのアラン・シュガートをリーダーとする開発チームが、始めの8インチフロッピーディスクを開発しました。
IBMが日本でフロッピーディスクを販売するにあたり、抵触しそうな特許を取得していた中松氏と何らかの契約をしたというのが事実のようです。
まとめ
Windows95やWindows98を、数十枚のフロッピーディスクを使ってインストールしたのも、今や昔の話です。
法務局では、今後はCD-Rに加えて、DVD-R、USBメモリー等で、各種申請を受け付ける様です。
メディアとしてのフロッピーディスクは終焉を迎えましたが、今後は各種アプリケーションの「保存」アイコンとして余生を過ごす事になるのでしょうか。
担当:鬼山
関連記事
-
俗に言う「パソコンの性能」とは何で決まるかご存知ですか?
お客様にパソコンのご提案をしているとたまに、「このパソコンは性能が良いものですか?」とざっく
-
Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!
パソコンが普及してからというもの、写真を編集したり、絵を描いたり、動画を作ったり、音楽を編集
-
PCに接続できるドライブの種類と特徴
パソコンに接続できるドライブは、一昔前に比べるといくつかに集約された印象
-
パソコンパーツも中古を活用しよう
中古車や中古バイク、中古住宅などは一般的でも、中古パソコンの知名度はまだまだかも知れません。
-
中小企業にぴったりのプリンターとは?ビジネスインクジェット5つのメリット
長らく、中小企業などのオフィスで使用するプリンター、複合機と言えばレーザープリンターでした。
-
Windows10でSDカードが認識されなくなってしまった場合の対処法②
前回は、Windows10のパソコンでSDカードの中身が見られなくなってしまった時の対処法として
-
データは完全消去!不要なパソコンを無料で安全に処分する方法
オフィスの中を見渡してみると、パソコンを始めとしたOA機器がたくさん導入されていますね。常に
-
ファックスを自動でデータ化して社内で共有しよう
電子メールが普及し、一般家庭ではその役目を終えた感のあるFAX(ファックス)ですが、まだまだ、業
-
「プリンターで印刷ができなくなった!」を、解決する方法
いよいよ年末が近づいてきましたね。 新年に向け、急ぎ足で年賀状を作成されている方もいらっしゃるか
-
パソコンに差したUSBメモリー等の取り外し方法③
これまでUSBメモリーの安全な取り外し方についてご紹介してきました。 前回は設定画面から操作する
- PREV
- 容量無制限なのに無料、googleフォトの魅力
- NEXT
- OLYMPUS PENシリーズとシネレンズ