winmail.datの対処方法~Mozilla Thunderbird~
公開日:
:
最終更新日:2023/06/21
ソフトウェア・アプリ, よくある相談
前回、winmail.dat(ウィン メール ドット ダット)というファイルについてご紹介しましたが、今回はその対処方法をご紹介します。
Mozilla Thunderbird(モジラ サンダーバード)で、winmail.datのファイルが添付される状況は下記の通りです。
・送信側のOutlook(アウトルック)のメッセージ形式をリッチテキストで設定している
・送信側のOutlookでリッチテキスト形式を送信する際、リッチテキスト形式で送信するという設定にしている
・図形や背景の色(画像)を挿入してメールを送信している
・受信側がMozilla Thunderbird等のリッチテキストに非対応なメールアプリを利用している
対処方法は、送信側のOutlookの設定を変更、またはメールに図形や背景を使用しないで送っていただくことです。
Outlookの設定ですが、リッチテキスト形式以外に、HTML形式とテキスト形式があります。テキスト形式は、すべてのメールアプリに対応しているため、テキスト形式をお勧めします。
Outlookのバージョンによって設定の変更方法は異なりますが、Outlook2010~2019の設定の変更方法をご紹介します。
①Outlookを起動し、「ファイル」をクリック
②「オプション」をクリック
③「メール」をクリック
④メッセージの作成の「次の形式でメッセージを作成する」の「リッチテキスト形式」を、クリック
⑤「テキスト形式」をクリック
⑥「OK」をクリックして閉じる
以上で、設定の変更は完了です。 Outlook側のメッセージ形式はテキスト形式に変更した為、送信メール画面にもテキスト形式で表示されています。
Mozilla Thunderbird側ではwinmail.datがなくなりました。
【補足】
ちなみにOutlook側のオプションの「リッチテキスト形式を送信する際、~~形式で送信するという設定している」という設定を「HTML」や「テキスト形式」にしている場合、「次の形式でメッセージを作成する」が「リッチテキスト形式」であっても、Mozilla Thunderbird ではwinmail.datは添付されません。
↓実際に試した際のメールの画像です
▼Outlook側の送信メールの画面
▼Mozilla Thunderbird側の受信されたメール画面
以上、2回にわたりwinmail.datについて、その対策方法をご紹介しました。もし、相手から送信されたメールでwinmail.datが添付されている場合、相手のOutlookのオプションを変更していただくよう仰いでみてください。
次回もお楽しみに♪
担当:小笠原
★★今回のようなご不明点も電話・メールにて何度でもご相談いただける『R∞PC(アールピーシー)』、おかげさまで大好評!『がっちりマンデー!!』でも特集されました!★★
関連記事
-
タスクバーに突然現れた、「ニュースと関心事項」を削除する方法
Windows 10の新機能として、「ニュースと関心事項」という機能が追加され、タスクバー
-
Windows10障がい者のための機能!~前編~
Windows10(ウィンドウズテン)には様々な障がいのある人がすぐに使えて便利な機能が標
-
Windows10のちょっとだけ便利な機能⑥
設定画面から特定の項目をスタートにピン留め⁉PCの背景を変えたり、スリープ設定をしたり!何
-
マウスが接続できないときの種類別原因 ~有線マウス~
パソコンの代表的な付属機器であるマウスは、パソコンを操作する上で重要な役割を担っています。
-
作業効率化!複数のコピー履歴が残る「クリップボード」機能
パソコンを使用していると、画像や文章をコピーする場面がよくあると思います。「貼り付けできる
-
【Windows10豆知識】文字入力切替時の『あ』や『A』を画面中央に表示させない方法
パソコンで文字入力をしていて、アルファベットと日本語を切り替える時、キーボードのキーを押すか、画
-
【WPS Office】Writerでの文字数・行数の設定方法
学校の課題や提出物など、文章の書式・レイアウトが決められている場合がありますよね。フォント
-
Windows10で印刷がうまくいかない場合の対処法②
今回は、前回に引続き、PX-045Aというプリンターを例に、ドライバーのインストール方法をご
-
Windows10『フォト』の使い方~写真編集機能①~
前回は、Windows10『フォト』アプリでの写真のインポート方法をご紹介しましたが、『フォ
-
クラウド・ストレージとは
クラウド・ストレージなどのクラウド・サービスがだいぶ定着してきたように感じます。 &n