*

まだの方はすぐ対策を!サポート切れのOfficeを使い続ける危険性

公開日: : PC導入・買い替え

 

gazou2014年4月にWindows XPのサポートが終了し、その際同時にマイクロソフトのOffice2003のサポートも終了しました。

サポートが終了してしまったリスクを考え、Windows XPからWindows 7へ移行されたことかと思いますが、Officeはどうでしょう。

Office2003のパッケージ版を購入していてそのままWindows 7で使い続けていたりしていませんか。

サポートの切れたOfficeの使用はリスクが多い

OSだけではなくOfficeもサポートが終了すると、その後は修正プログラムやセキュリティ対策が全く行われなくなります。

その状態で使っていると、Officeが突然起動しなくなったりパソコンが起動しなくなるなどの不具合が出たり、ワードやエクセルで管理していた個人情報が外部に漏えいする可能性が、サポートされているOfficeよりも格段に高くなります。

そのリスクを回避するために最も効果的なのは、やはりサポートの切れたソフトを使わないようにすることです。

では、Office2003からほかのソフトに移行していくのにどういった方法があるか考えていきましょう。

 

方法① マイクロソフト最新版Officeに乗り換える

日本では、仕事において使用する文章・表計算ソフトはマイクロソフトのワードやエクセルが一般的という傾向があります。

その影響もあり、パソコンを購入するとマイクロソフトのOfficeが標準で付属していることが非常に多いです。これは日本独特の現象ですね。実は海外でパソコンを購入するとOfficeは別売りで扱われていることが多いのです。
話を戻しましょう。マイクロソフトのOffice2003から最新版(2013)にバージョンアップする方法です。

これであれば、今まで作ってきた書類やデータをほぼ使用することができます。ただ、費用が安くても1台2~3万はかかってしまいます。

 

方法② 互換ソフトを使用する
マイクロソフトのOfficeと同等の機能を持った別のソフトを使う方法です。無料のソフトもあります。

こちらのメリットは間違いなく費用です。マイクロソフトのOfficeと比べると有料のものでも1/5~1/10程度の費用で済んでしまいます。

特別な作業をしなければほぼマイクロソフトのOfficeと同じ機能を使用することができます。

デメリットとしては、別のソフトを使用するのでその操作を覚えなければならないこと、レイアウトが崩れたり、使いたい機能がなかったりすることです。

 

代表的なソフトを2つご紹介します。
1) OpenOffice
URL  http://www.openoffice.org/ja/

 

無料で利用ができるOfficeソフトです。

Writer(Word)、Math(Wordの数式作成機能)、Calc(Excel)、Base(Access)、Impress(PowerPoint)、Draw(Visio)の6つの機能を使うことができます。

 

2) キングソフトOffice
URL http://www.kingsoft.jp/office/

 

有料のソフトですが、見た目がマイクロソフトのOfficeとほぼ同じ作りになっているので操作で戸惑うことも少ないです。

writer(Word)、SpreadSheets(Excel)、Presentation(PowerPoint)の3つのソフトに分かれています。
30日の無料体験版がありますのでまずは使ってみてから購入することが可能です。リングローでも中古パソコンを販売する際、Officeソフトの有無を選択してもらっているのですが、その際、マイクロソフトとキングソフトをご用意しております。

 

まとめ

ビジネスの上では、マイクロソフトのOfficeはなくてはならないものだと思います。

ただ、すべてのパソコンにマイクロソフトのOfficeを導入するとかなりの費用がかかります。

費用を抑える方法として、社内のパソコンの使用用途ごとに導入するソフトを選ぶという方法があります。

例えば社外の人とやり取りを行うパソコンにはマイクロソフトのOfficeの導入をして、社外の人とやり取りを行わないパソコンにはOffice互換ソフトを導入して社内の書類作成やデータの下書き、内容の確認や文字の修正等を行えるようにする。

こういった使い分けをすることで、リスクを減らしながらコストを抑えることができます。

 

今回はサポートが切れたOfficeの危険性と対策について解説しましたが、それ以外にもソフトの導入や操作方法を覚えるための時間やサポートの問題もあると思います。企業でOfficeソフト導入についてお悩みの際はいつでもお伺いいたしますのでお気軽にご相談ください

関連記事

コストが掛けられない、中小企業のセキュリティー対策

しばしばニュースで企業の情報漏えいが報じられます。今や、業務でインターネット接続は欠かせなく

記事を読む

デュアルディスプレイよりウルトラワイドディスプレイという選択肢

パソコンに液晶ディスプレイを2台繋げるデュアルディスプレイは、パソコン作業において多くのウィ

記事を読む

話題のNEC製モバイルパソコン、LaVie Hybrid ZEROの実力と価格

毎日、仕事でパソコンを持ち歩くビジネスマンにとって、パソコンの重量は敏感になるポイントではな

記事を読む

ノートパソコン購入時にCPUとメモリを重視する理由

 デスクトップパソコンと違い、カスタマイズの制約が多いノートパソコンを購入する際にはいくつか注意

記事を読む

WindowsVistaの起動をより高速にする方法とは

Windows Vistaはデザイン重視のOSとして、見た目にこだわった作りになっています。その

記事を読む

Windows 10にアップグレードするとタッチパッドの一部機能が使えなくなる問題

Windows 10無償アップグレードの期限が過ぎましたが、アップグレードした後、不具合は出

記事を読む

パソコンを導入するなら購入なのか、リースなのか

みなさんの会社では、業務で使用しているパソコンは、購入でしょうか?リースでしょうか? どちらか

記事を読む

無料で使えるMicrosoft Office互換ソフトウェア「OpenOffice」

   ビジネスにおいて事実上必須となっているMicrosoft Officeですが、

記事を読む

パソコンのゴミ箱を空にすれば大丈夫?確実なデータ消去方法

    新しいパソコンに買い換えると、古いパソコンは処分したり譲ったりする人も多いの

記事を読む

ビジネススタイル別おすすめのパソコン

パソコンを新しく導入する際、商品がいろいろありすぎてどれを購入したら良いか迷いますよね。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください



@ringlogは、リユースPCのリングロー株式会社が運営するブログメディアです。PCやクラウド、スマートフォン、タブレットのお悩みにお答えします!

ノートパソコンのCtrlキーとFnキーを入れ替える方法

ノートパソコンのキー配列は、機種によって微妙に違います。買い

パソコンの初期化の方法①(Windows11)

パソコンの動作がおかしい時やウィルスに感染してしまった時、パ

KINGSOFT Internet Security 20が使えなくなる?KINGSOFTセキュリティProにバージョンアップしよう

KINGSOFT Internet Security 20(

WPSOffice2の認証エラーの対処法③ ~インターネットに接続していない場合~

Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)と

パソコンで「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替える方法(2025版)

日本語を入力する際、かな入力とローマ字入力のどちらを使うかは

→もっと見る

  •  

     

PAGE TOP ↑