ちょっと高級な筆記用具が売れているらしい

みなさんはぺんてるのオレンズというシャープペンシルをご存知でしょうか？

一般的なシャープペンシルの芯の太さは0.5mmですが、オレンズはそれよりも細い0.2mmのシャープペンシルです。

ちょっと高めの600円弱という価格ながら、細かい字をきれいに書きたい人に好評で、売れているらしいです。

また、三菱鉛筆のジェットストリーム プライムというボールペンがありますが、こちらも滑らかな書き味が受けて、好調な売上を維持しています。

今回はこのちょっと高級な2本のペンをご紹介いたします。

ぺんてる　オレンズ

今までも、0.2mmという細さの芯は販売されていましたが、それは製図用など、限られた用途の為で一般的なものではありませんでした。

それを一般向けに使用出来る様に改良したのがオレンズです。

その秘密は「芯を出さずに書く」というものです。

普通のシャープペンシルは芯を出さなければ書けませんが、0.2mmという細さになるとそれでは折れやすく、一般的な使用には向きません。

そこで芯を出さずに、パイプを引っ込めて書くという逆転の発想で生まれたのが、ぺんてるのオレンズです。

つねに芯先のパイプが紙に触れている事になりますので、パイプの先は角を取って丸めてあります。

その加工には通常のシャープペンシルと比べて10倍以上の時間がかかるそうです。

現在はぺんてるの草加工場で手作業により生産されていますが、自動で組み立てられるラインを開発中だそうです。

増産されてもっと一般化していけば、シャープペンシルの構造は、芯を出さない事が普通になるかも知れませんね。

三菱鉛筆　ジェットストリーム　プライム

2006年に発売された三菱鉛筆のボールペン、「ジェットストリーム」は油性ボールペンでありながら、独特のなめらかな書き味で愛用者の多いボールペンです。

リングロー社内で使用しているボールペンもジェットストリームの3色タイプです。

2013年には5000円/3000円クラスの高級タイプである「ジェットストリーム プライム」が発売になり、2014年には単色タイプの「ジェットストリーム　プライム　シングル」が発売になっています。

いずれも好評で「バカ売れ」と言われています。

ジェットストリームの特徴であるなめらかな書き味はそのままに、高級感を演出する様々な工夫や、専用の店頭什器なども開発しており、三菱鉛筆の気合の入り方も伝わってきます。

まとめ

今回はぺんてるのオレンズというシャープペンシルと、三菱鉛筆のジェットストリーム　プライムというボールペンをご紹介しました。

他にも、ペンやノートに高級志向が見られるようです。

これは、一説によるとデジタル製品、とくにスマホやタブレットが普及してきた事で、逆にアナログな「書く」という行為が再評価されているためとも言われています。

ご存知のようにリングローは中古パソコンの会社であり、＠ringlogでもデジタルな話題を中心にお届けしておりますが、たまにはこういったちょっと高級な筆記用具で「書く」というアナログな体験も、目先が変わって良いかもしれません。

筆者も普段は150円のジェットストリーム　スタンダードを愛用していますが、今度ジェットストリーム　プライムを購入してみようと思います。

（出展元: http://pentel.blog.jp/archives/3504119.html）

担当：鬼山