リカバリーディスク作成のススメ
公開日:
:
最終更新日:2018/08/08
PCの使い方
みなさん、パソコンをリカバリーした経験はありますか。
リカバリーとは、パソコンが起動しなくなったり、動作がおかしくなって、いろいろ修繕作業を行ってそれでも直らない場合、パソコンを購入した時の状態に戻す作業のことをいいます。
リカバリーの方法として起動時に特定のボタンを押すことでHDD(ハードディスク)にあるリカバリーデータからリカバリーを行うHDDリカバリーとCDやDVDなどのリカバリーディスクを使ってリカバリーする方法があります。
Windows XP以前のパソコンはリカバリーディスクでのリカバリー方法が主流でしたが現在は、ほとんどがHDDリカバリーになっています。
HDDリカバリーは、作業をする際にリカバリーディスクを用意する必要がなく、光学ドライブ非搭載のパソコンでも簡単にリカバリー作業ができるので便利ですが、これはHDDが正常な場合のみです。もしパソコンが起動しない原因がHDDの故障の場合、当然リカバリーするためのデータもHDDの中にあるためリカバリーが行えなくなります。
そうなった場合のために、ほとんどのパソコンにリカバリーディスク作成機能がついています。リカバリーディスクを作成しておけば、もしHDDが故障してパソコンが起動しなくなった場合でも、正常なHDDに交換した後、作成したリカバリーディスクを使って、購入時(工場出荷時)の状態に戻すことが可能です。最近の機種ですと、DVDやCDではなくUSBメモリーにリカバリーデータを作れるものもあります。
リカバリーディスクの作成方法は各メーカーごとに異なりますので パソコンのマニュアルを確認して作成してください。
リカバリー方法やリカバリーディスクの作り方がわからないなど、不明な点があればリングローまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
リカバリーディスクを作っておけば、もしもの時に備えることができます。
ただ、すべてのパソコンにリカバリーディスクの作成機能があるわけではありません。リカバリーディスク作成機能のないパソコンはHDDが壊れたらリカバリーできないのでしょうか。
実は、Windows 7以降のOSにはシステムイメージの作成という機能があります。これを使うことで、リカバリーディスクの代わりとして利用することができます。この機能と上で説明したリカバリーの違いは、リカバリーがパソコンを工場出荷時に戻すことができるのに対して、システムイメージディスクは、ディスクを作った時の状態に戻すことができます。
次回は、システムイメージの作成について詳しく説明したいと思います。
担当:甲州
関連記事
-
-
Windows Updateに失敗するときの対処法 ~Windowsのバージョンを手動でアップデートする~
前回は、Windows Updateとはどのようなものか、また何のために必要なのかというこ
-
-
「ファンクションキー」を使ってみよう!⑥【F6】~【F10】キー
使いこなせると便利なファンクションキー。今回は【F6】~【F10】キーの使い方をご紹介しま
-
-
Windows10、11シャットダウンの種類!
Windows10、11(ウィンドウズテン、イレブン)には、システムを終了する方法として2
-
-
Windowsパソコンのリフレッシュ方法
Windowsパソコンは、使用している内に余計なファイルが溜まってきたりして、だんだん動作が
-
-
Cドライブの容量がいっぱい!パーティションを変更する方法①
Cドライブの容量がいっぱいになってしまったときの対処法として、前回はデータをDドライブに移行する
-
-
たまにはコマンド プロンプト【ipconfig編】
@ringlogでは過去にコマンド プロンプトの使い方と、2つのコマンドを紹介しました。
-
-
新しい言語を追加してみよう②~言語の切り替え方法~
前回のブログでは、日本語以外の言語の追加方法を、中国語を例にご紹介しました。今回は追加した
-
-
ノートパソコンのバッテリーを長持ちさせるコツ
新しい生活に向けて、そろそろ新しいパソコンを入手された方も多いのではないでしょうか。 充電
-
-
Windows10のちょっとだけ便利な機能③
Windows10(ウィンドウズテン)で、知っていたらちょっとだけ便利な機能をご紹介します
-
-
パソコンの動作を軽くする方法(Windows 7編)
みなさんはパソコンを使用している内に、なんとなく動作が重くなってきたと感じることはありますか