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7月29日までにWindows 10にアップグレードしておいた方が良い理由

公開日: : 最終更新日:2018/08/08 PC導入・買い替え

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世間では、勝手にパソコンがWindows 10にアップグレードされていたという話が話題になっていますね。

確かにアップグレードするつもりがなかった場合は、驚くし、良い迷惑ですね。

 

しかし、すぐにはWindows 10に移行する予定がなかったとしても、一度はWidows 10にアップグレードしておく事をおすすめします。

 

 

無償アップグレード期間

ご存じのように、現在Windows 7やWindows 8、8.1がインストールされているパソコンは無償でWindows 10にアップグレード出来ます。(いや、されてしまう!?)

ただし、Windows 10への無償アップグレードは2016年7月29日までなので、それ以降は基本的に有償でのアップグレードになります。

 

ところが、ある条件を満たせば、7月29日以降も無償でアップグレード出来る方法があるのです。

 

 

1度Windows 10にアップグレードした履歴がある事

2016年7月29日以降も無償アップグレード出来る条件とは、

 

・Windows 10にアップグレードした履歴がある事 

・Windows 10のインストールメディアやISOイメージがある事

 

の2点です。

 

Windows 7のメインサポートは既に終了していますが、延長サポートも最長で2020年には終了してしまいます。

今はWindows  7を使用していても、いずれはWindows 10(あるいはそれ以降のWindows)に移行しなければなりません。

 

という事は、2016年7月までにWindows 10に移行する予定が無い場合も、1度Windows 10にアップグレードしておいた方が良いという事になります。

 

そうしておけば、いずれかの段階でWindows 10に移行する場合に、無償で行う事が出来ます。

 

 

アップグレードの際の注意点

アップグレードを行う際にはいくつかの注意点があります。

Windows 10にアップグレードしたら、ノートパソコンのタッチパッドが使えなくなったなど、いくつかのハードウェアの不具合や、動作しないソフトウェアがあるといった不具合が報告されています。

最悪の場合、OSが起動しなくなってしまう可能性も考えられます。

 

実際にそういった事例がある為に、アップグレードをためらっている方も少なくないかもしれません。

 

まずはOSが起動しなくなる等の最悪のトラブルを避ける為に、今使っているパソコンのバックアップを取ったり、リカバリメディア、回復メディア等を作成しておきましょう。

基本的にはハードディスクリカバリーも利用出来るはずですが、場合によっては利用出来なくなるケースもありますので、USBメモリーやDVD-R等のメディアで用意するのが望ましいでしょう。

メディアの作成方法は、お使いのパソコンのガイド等を参照してください。

 

重要なデータのバックアップも、アップグレードする、しないに関わらず必要なものですので、今まで取ってなかったという方も、良い機会なので、しっかりバックアップを取りましょう。

 

また、各種デバイスドライバーを確認して、Windows 10用のものが用意されている場合は事前にダウンロードしておくと、アップグレード後のセットアップが楽になります。

 

Windows 10へのアップグレードは通常であれば、インターネットよりダウンロードして行われますが、8月以降も無償でアップグレードしたい場合はメディアが必要になりますので、ここで作成しておきましょう。メディアは繰り返し使用出来るUSBメモリーがおすすめです。

 

USBメモリーのインストールメディアの作成方法は「Windows 10 USBメモリー 作成」等で検索すれば、解説しているサイトが見つかりますので参考にしてください。

 

 

動作確認後、元のOSに戻す

データのバックアップや、リカバリーメディアの確保、Windows 10インストールメディアの作成が終わり、無事にWindows 10にアップグレード出来たら、一通りの動作確認を行いましょう。

 

キーボードやタッチパッドの動作は正常か?いつも使っているソフトは使えるか?全体的に安定して動作しているか?試してみてください。

 

ここで特に問題ない様なら、そのままWindows 10を利用するのも「アリ」です。

何か問題がある場合は、どの様な不具合か確認しておきましょう。将来的に、その不具合が解消された場合や、対策方法が分かれば、Windows 10への移行がスムーズになります。

 

一通り動作を確認して、元のOSに戻す場合は、「スタートメニュー」の「設定」から「更新とセキュリティ」の項目を選びます。

左側中ほどに、「回復」という項目がありますので、選択すると、中央に「Windows 7に戻す」等、元のOSに戻す項目がありますので、そこから元のOSに戻します。

 

ただし、元のOSに戻せるのは、アップグレードしてから31日以内なので、期間には注意してください。

もしも、それ以上経過している場合は、事前に作成しておいたリカバリーメディア等で元に戻す事になります。

 

 

まとめ

いよいよ7月29日が差し迫ってきました。慣れればWindows 10もそれ程使いにくくないOSですが、様々な理由で、特に業務で使用している会社のパソコン等は、アップグレード出来ない事もあるでしょう。

そんな場合は、将来に備えて1度アップグレードをしておきましょう。

 

有償のアップグレードがいくらになるのかは、未定の部分もあるようですが、おおむね1万5千円~2万円といったところでしょう。

会社のパソコンともなれば、かなりの出費を強いられますので、無償でアップグレード出来る内に、対策をしておけば安心ですね。

 

くれぐれも、データのバックアップと、購入時の状態に戻せるリカバリーメディアの作成は忘れない様にしましょう。

 

 

担当:鬼山

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