Windows 10でReadyBoostを試す
公開日:
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最終更新日:2023/09/18
PCの使い方
Windows 7から、Windows 10にアップグレードした様なパソコンで、少し動作が遅いけど我慢出来ない程では無いと感じている、と言った場合はUSBメモリーを利用したReadyBoost(レディブースト)を試してみても良いでしょう。
今回はWindows 10でReadyBoostを設定する方法をご紹介します。
ReadyBoostとは
ReadyBoostとはWindows VistaからあるWindowsの機能で、USBメモリーをキャッシュとして利用する事によってデータの読み込みを高速化する機能です。
実際にはSDカードやSSD(ソリッドステートドライブ)等でも設定する事が出来ますが、USBメモリーを使用するのが一番現実的だと思いますので、ここではUSBメモリーを使用する前提で、話をすすめます。
ReadyBoostを設定したからといって、極端に高速化する事はありませんが、USBメモリーがあれば気軽に試せるのが利点です。
以前の@ringlogでご紹介したWindows エクスペリエンス インデックスが、4.0以下のパソコンであれば、効果が見込める可能性が高いです。
また、万が一効果が体感出来なくても、普通にUSBメモリーとして使用すれば良いので無駄がなくて良いですね。
設定の仕方
ReadyBoostの設定方法はとても簡単です。
USBメモリーをパソコンに接続し、USBメモリーの「プロパティ」を確認します。
タブがいくつか表示されるので「ReadyBoost」というタブを選択します。
すると、Windowsが自動でそのUSBメモリーがReadyBoostで使用出来るかどうかをテストしてくれます。
処理速度が遅いUSBメモリーは使用出来ませんが、現在流通しているUSB3.0対応のUSBメモリーであれば、対応しているはずです。
あとは
「このデバイスをReadyBoost専用にする(D)」
か
「このデバイスを使用する(U)」
を選択すれば完了です。
「このデバイスを使用する」を選択した場合は、任意の容量で、「ReadyBoost」用の領域と通常の「データ保存」用の領域を設定する事が出来ます。
ただし、ReadyBoost用に設定したUSBメモリーを抜き差しするのはあまり好ましくないので、ReadyBoost専用にする方がおすすめです。
また、USBメモリーが8GB以上の容量がある場合は、一度「exFAT」(イーエックスファット)でフォーマットしなおせば、全ての容量が使用出来ます。
規定の「FAT32」のままでは4GBまでしか使用出来ないので、フォーマットし直す様にしましょう。
使用するUSBメモリーは
BUFFALO USB3.0対応 マイクロUSBメモリー 16GB シルバー RUF3-PS16G-SV
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00KBP2MIC/ref=oh_aui_detailpage_o08_s00?ie=UTF8&th=1
の様に小型のものを選べば、挿しっ放しでも邪魔にならないのでおすすめです。
特にノートパソコンでは移動の際に破損してしまう危険性がかなり下がります。
通常のUSBメモリーを使用する場合は、持ち運ぶ時は必ず取り外しましょう。
まとめ
ちょっと動作が遅いかなと感じた時に、気軽に試せるWindows ReadyBoostをご紹介しました。
特にもともとWindows 7搭載のノートパソコンでメインメモリーが2GBという場合には効果が体感出来るのではないでしょうか。
ただし、これを設定すれば確実に快適になるというものではありませんので、過度な期待は禁物です。
パソコンを高速化するのに、この様な方法もあるという事を覚えておけば、何かの際に役に立つかもしれません。
マイクロソフトのサイトにも、ReadyBoostに関して記述があるので、参考にしてみてください。
マイクロソフトの参考サイト
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/ff467971.aspx
担当:鬼山
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