デスクトップパソコンにもSSDを搭載しよう
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最終更新日:2015/01/09
PC導入・買い替え
ノートパソコンでは、HDD(ハードディスクドライブ)の代わりにSSD(ソリッドステートドライブ)を採用したモデルが増えています。今後もSSD搭載のノートパソコンはどんどん増えていくことでしょう。
そんな中、デスクトップパソコンにはSSDを採用しているモデルはあまりありません。ですが、デスクトップパソコンにSSDを搭載することで得られるメリットもあります。今回はそのメリットについて説明します。
そもそもSSDって何?
SSDは「ソリッドステートドライブ」と呼ばれ、メモリーチップにデータを読み書きする補助記憶装置です。データを保存する補助記憶装置としてはHDDが一般的ですが、SSDが安価になってきたこともあり、普及が進んでいます。
一時期SSDの問題点とされていた書き換え回数の寿命に関しても、コントローラーの改良などであまり問題では無くなってきました。
SSDは今後、活躍の場を増やしていくことでしょう。
SSDのメリットとデメリット
SSDはHDDと比べ、低消費電力で衝撃に強く、高速で動作するという利点があります。そのため、そのメリットを最大限に活かせるノートパソコンでの採用例が多くなっています。
また、駆動装置が必要ないため静かで発熱も低く、静音パソコンにも最適です。
デメリットとしては、HDDと比べるとSSDは容量が小さく高価です。さらに、SSDが故障した際にはデータの回復がほぼ不可能と言われています。
SSDを利用する場合は、バックアップを取るなど安全対策を意識的に行う必要があると言えるでしょう。
デスクトップパソコンに最適な構成
今のところSSDはHDDに比べると容量が小さく高価ですが、デスクトップパソコンではOSの起動ドライブをSSDにして、データ保存領域にはHDDを使うなどの工夫によって、最適な構成でパソコンを組み上げることができます。
ノートパソコンではドライブを増設できる機種は限られていますが、一般的なデスクトップパソコンの場合にはこの構成が可能です。
まず、OSをインストールしているHDDをSSDに変更します。128GBもあれば十分でしょう。これくらいのSSDは比較的安価に購入することができます。
そしてもう1本は容量の大きなHDDを搭載して、こちらにデータを保存する様にします。こうすることで、OSの起動・動作は高速になり、発熱も少ないため音も小さく、低消費電力なパソコンができあがります。
これが、デスクトップパソコンにSSDを搭載するおすすめな構成です。全てのドライブをSSDにする必要はありません。
まとめ
大容量のUSBフラッシュメモリーやクラウドストレージの利用によって、パソコン自体の大容量化はそれほど重要ではなくなってきました。
しかし、写真や動画を扱う場合にはたくさんの保存領域を必要とします。デスクトップパソコンはドライブを増設することが容易なため、起動ドライブをSSD、保存領域をHDDとした構成は今後増えていくと考えられています。
最近は直販パソコンでもSSDを選択できるメーカーもあるので、より速いパソコンを求めている場合には、SSDが必須となるでしょう。
リングローでは新品・中古を問わず多種多様な製品から、お客さまに最も合った構成のパソコンをお選びしています。どうぞお気軽にご相談下さい。
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