SSDの寿命と、意外な弱点
パソコンの内部には、データを保存する保管庫のような役割として、記憶媒体と呼ばれるものが必ず存在します。
HDD(ハードディスクドライブ)がその主流でしたが、最近はSSD(ソリッドステートドライブ)を搭載したパソコンも増えてきました。
そんな中で増えているお問い合わせが、「SSDの寿命はどのくらいなのか?」というご質問です。
今回はSSDの良い点や弱点とともに、SSDの寿命について見ていきましょう!
HDDと比較した、SSDの特徴
まずは、HDDとSSDを比較し、それぞれの特徴を確認していきたいと思います。
上の表からわかるように、SSDの性能は多くの部分でHDDを上回っています。
データの読み書き速度が速く、動作は静かで、消費電力も少ない…
これだけ見ると、SSDはまるでいいところばかりじゃないか!と感じるかもしれません。
しかし実はSSDには、HDDにはない弱点が存在しています。
その弱点とは「急に壊れる可能性がある」ということです。
なんとなくパソコンの調子が悪いな…?と思っていたのもつかの間、突然起動できなくなってしまった…なんてことも起こり得るようです。
またHDDのような作動音がせず発熱も少ないため、故障や使用頻度の限界の予兆が見えづらいことも、急な故障という印象を強めている面があります。
SSDのメリット故に、SSDの寿命に気が付かないことがある、ということですね…。
SSDの寿命
それでは本題の、SSDの寿命を見ていきましょう。
一般的には、SSDの寿命は5年前後が目安と言われています。
データの書き込み回数の上限が決まっており、この上限に達するとそれ以上は使用できなくなるという仕組みです。
頻繁に大量のデータを扱うような使い方をする場合は、書き込み回数の上限に達するのが早くなるため、SSDが使えなくなるタイミングもより早く来てしまいます。
また急な故障でSSDが不良となった場合にデータの復旧が難しいことも、SSDの特徴として挙げられます。
お手持ちのパソコンがSSDを搭載している方は、大切なデータのバックアップを定期的に取っておくのがおすすめです。
データや機械と上手に付き合い、パソコンの機能を最大限に活用していきたいですね◎
担当:中嶋
★★今回のようなご不明点も電話・メールにて何度でもご相談いただける『R∞PC(アールピーシー)』、おかげさまで大好評!『がっちりマンデー!!』でも特集されました!★★
関連記事
-
-
どんなパソコンでもWi-Fiが使える!USB型Wi-Fi子機
ここ何年かに発売されたノートパソコンであれば、ほとんどの機種にWi-Fi機能が搭載されていま
-
-
圧縮フォルダーの作成方法
自身で作成した文章データや写真データをパソコンに保存し、そのデータを誰かと共有することがあ
-
-
Windows11でローマ字入力とかな入力の切り替え方法<2024年最新版>
ローマ字を打ちたいのにかな入力に切り替わってしまう…そのせいで作業が全然進まない…。もちろ
-
-
【知っておこう】Windows10のサポート終了とWindows11への買い替え・アップグレードについて解説
この記事を書いている2023年8月現在、多くの方が「Windows10(ウィンドウズテン)
-
-
外部機器が妨げる?パソコンが起動しないときにまず疑う要因
精密機器であるパソコンは、丁寧に使っていても予期せぬ不調の起こる可能性があります。 そうとはわか
-
-
【Outlook】メールソフトを活用しよう!~自動でCCを追加する~
今回は、メール送信時に、特定の宛名を自動的にCCに追加する方法をご紹介していきます♪複数の
-
-
Windows10でSDカードが認識されなくなってしまった場合の対処法①
デジタルカメラや携帯電話で写真を撮る時、SDカードに保存するという方も多いと思います。小さくて便
-
-
Windows10で印刷がうまくいかない場合の対処法②
今回は、前回に引続き、PX-045Aというプリンターを例に、ドライバーのインストール方法をご
-
-
パソコンを購入時の状態に戻したい!リカバリー時の注意点
パソコンの動作がおかしい、ウイルスに感染して駆除できない、動作が遅くなってしまった。
-
-
離席時にはスクリーンロックをしよう!
その昔、パソコンのモニターにブラウン管を使用していた時代は、画面の焼き付き防止にスクリーンセーバ