*

パソコン新旧比較、してみました

公開日: : 最終更新日:2018/09/28 OA機器

リングローロゴ(大)

弊社では、使わなくなったパソコンを無料で回収しております。

もし処分に困ったパソコンをお持ちであれば、ぜひ弊社までご連絡ください。

 

さて、先日弊社で引き取らせていただいたパソコンでかなり古いパソコンがありましたので今回は、古いパソコンと今のパソコンの性能がどれだけ違うのか、お話ししたいと思います。

 

NEC NEC PC-9801N

1989年11月に発表された商品です。平成元年生まれのパソコンです。

性能を今のパソコンと比べてみましょう。

 

といっても、当時のパソコンと現在のパソコンでは使用用途や出来ることが、全く異なっていますので厳密な比較は難しいです。当時のパソコンでは音楽を聴いたり、動画を見たり、インターネットで調べ物をしたりということはできません。

ですので、同じ作業をするとしたら、どれくらい違うのかということを比較していきたいと思います。

 

パソコンの頭脳とも呼べるCPUは10MHz。現在のパソコンの主流が2GHz~3GHzです。

1GHz=1,000MHzですから、数字だけを見るとなんと200~300倍のスピードです。

 

データを記憶しておくメモリは640KB。現在のパソコンだと低くても2GBぐらいはあります。1GB=1,000MB、1MB=1,000KBですので、なんと3,000倍以上です!!

 

データを保存しておくHDDは搭載されていませんが本体に1MB分記憶して保存しておく装置がついていました。

当時はパソコンを起動させるのにHDDではなくフロッピーディスクを使っていました。ですので保存できるデータ量はフロッピーディスク容量の1.2MBになります。

いまのスマートフォンで撮った写真1枚が2MBぐらいなので、このパソコンには写真データ1枚分なら、頑張れば保存できるかもしれないですね。

 

液晶サイズは8.9インチで解像度が640×400ドットの白黒液晶です。

今の最新のパソコンですと、15.6インチで解像度が3,840×2,160ドットといういわゆる4Kといわれる液晶が出てきています。

解像度が高いほど、きめ細かく表示ができたり、より多くのデータを表示できるようになります。

 

パソコンの性能の比較についていろいろ書きましたが、数字ばかりでわかりにくいので、たとえ話にしてみようと思います。

 

たとえば、パソコンの中身を生産工場とし、その工場では1日で1人あたり最大10個の商品を生産できる状態だとしましょう。

 

PC-9801Nは、1人(CPU)で作業をしています。作業スペース(メモリ)は机一個分しかなく、そこにまず道具を用意して作業を始めます。

そして、商品が完成したら倉庫(HDD)に入れておくのですが、物置ぐらいのスペースしかなく商品は5個しか入らないので、それを出荷しないと次の商品を作れません。

商品は歩きでお客様のところに届けています。ですので出荷作業だけで1日が終わってしまうことがあります。出荷ができない場合何もできない日もあります。

そして1日が終わるとすべてを片づけて机の上には何もない状態で帰宅します。

 

最近のパソコンは、従業員200人の工場で商品を作っています。作業スペースも広く道具はすべてそこに用意されています。

ですので朝出勤したらすぐ仕事が始められます。そして完成した商品を保管しておく倉庫も広く、1年ぐらいは出荷のために逐一手を止めなくても生産を続けられます。

商品の出荷は大型のトラックに載せて発送します。ですので、出荷状況や出荷作業に左右されることなく1日2,000個の商品を作ることができます。そして作業が終わった際も、道具を元の位置に戻すだけなのですぐ帰ることができます。

※記事掲載時、「PC-9801NA」とありましたが、正しくは「PC-9801N」です。

 

まとめ

あくまで、イメージなので、実際のパーツの動きとは違うところがありますが、性能の違いは伝わったでしょうか。

27年の月日で同じ大きさのパソコンがここまで変わっていると思うと驚きですよね。

 

今回は古いパソコンと今のパソコンの性能の違いについてお話ししました。今後もこのブログでパソコンの性能や用語をわかりやすく説明していきたいと思います。

 

 

担当:甲州

関連記事

知らなきゃ損!?あると便利なおススメ周辺機器

  「一家に一台」から「一人に一台」へと市民権を得たパソコンですが、持っているからに

記事を読む

ノートパソコンでの作業が”至極”快適になる外付けキーボード

持ち運ぶことが多いという理由から、小型で軽いノートパソコンを購入する人も多いのではないでしょ

記事を読む

ポイントを押さえたパソコン保守で寿命を延ばす方法

一昔前と比べて、基本性能がグッと向上した現在のパソコン。出来れば長く使いたいですね。

記事を読む

USBハブ付きのおすすめ製品の紹介

パソコンを使用する上で何かと出てくるUSB機器ですが、近年では様々なUSB機器の登場や充電利

記事を読む

信頼性でSDカードを選ぶなら

デジカメでの撮影などで欠かせないのがSDカードですが、皆さまは普段、どの様に選んでいるでしょ

記事を読む

Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!

パソコンが普及してからというもの、写真を編集したり、絵を描いたり、動画を作ったり、音楽を編集

記事を読む

オフィス移転を機に電話も見直してみよう

オフィスで使用している電話は、一般的にはビジネスホンと呼ばれる業務用のもので、家庭用電話とは異な

記事を読む

フロッピーディスクを発明したのは誰なのか?

先日、所用でさいたま地方法務局を訪れたとき、「商業・法人登記申請及び電子証明書発行請求におけ

記事を読む

古いアナログ音源をデジタル化して蘇らせるには

最近アナログレコードの人気が再燃してきているというニュースを見聞きする様になりました。 特にアメリ

記事を読む

Wacomのペンタブレットで作品作りの幅を広げよう!(Cintiq編)

前回はWacom(ワコム)のIntuos(インテュオス)についてご紹介してきましたが、今回はさら

記事を読む

Comment

  1. 通りすがりの名無しさん より:

    記事拝見しましたが、
    PC-9801Nと間違えていませんでしょうか?
    PC-9801nAはメモリ2.6MBですし、クロック周波数は20MHzと記事の内容に隔たりがあります。
    また発表年が89年とありますが、9801nAの発表年は92年ですので大きく異なっています。
    その点を踏まえて、一度記事の確認をお願いしたいのですが…

    • 鬼山佳之 より:

      コメントありがとうございます。

      ご指摘の通り、ご紹介しているパソコンはPC-9801NAではなく、PC-9801Nの誤りでした。
      お詫びして訂正いたします。

      今後とも@ringlogをよろしくお願いします。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください



@ringlogは、リユースPCのリングロー株式会社が運営するブログメディアです。PCやクラウド、スマートフォン、タブレットのお悩みにお答えします!

ノートパソコンのCtrlキーとFnキーを入れ替える方法

ノートパソコンのキー配列は、機種によって微妙に違います。買い

パソコンの初期化の方法①(Windows11)

パソコンの動作がおかしい時やウィルスに感染してしまった時、パ

KINGSOFT Internet Security 20が使えなくなる?KINGSOFTセキュリティProにバージョンアップしよう

KINGSOFT Internet Security 20(

WPSOffice2の認証エラーの対処法③ ~インターネットに接続していない場合~

Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)と

パソコンで「かな入力」と「ローマ字入力」を切り替える方法(2025版)

日本語を入力する際、かな入力とローマ字入力のどちらを使うかは

→もっと見る

  •  

     

PAGE TOP ↑